#4–6, ”Biennale de Lyon 2017,” Photo: Tetsuya Ozaki

モレモレ:与えられた落水

2015–

フィールドワーク・シリーズ「モレモレ東京」を平面作品に発展。
素材を「レディメイド」から、フレームを《大ガラス》から、そしてタイトルを遺作から、それぞれマルセル・デュシャンの引用で枠組みを準備しつつ、制作現場で実際に水漏れを起こし、それに対処することでキネティック・スカルプチャーを構成。無事、漏れを抑え、水を循環させることで作品を成立させる。これまで目を向けられていなかった都市の相貌をユーモラスかつ批評的なまなざしで捉えた。
本作で「日産アートアワード2015」グランプリを獲得。
また、「リヨン・ビエンナーレ2017」では、本作とデュシャン《Box in a Valise》とが同室に展示された。
《モレモレ:ヴァリエーションズ》の項目も参照のこと。

“Moré Moré (Leaky): The Waterfall Given #4–6,” Photo: Blaise Adilon, Biennale de Lyon 2017

#4–6 (detail), White Rainbow, London, 2017

#4–6 (detail), White Rainbow, London, 2017

#1–3, “Nissan Art Award 2015,” Photo: Keizo Kioku

#1–3 (detail), “Nissan Art Award 2015,” Photo: Keizo Kioku

#1–3 (detail), “Nissan Art Award 2015,” Photo: Keizo Kioku

モレモレ:与えられた落水
2015年–
素材=木材、傘、ホース、ペット・ボトル、ゴム手袋、バケツ、ホイール、雑巾、スポンジ、アクリル樹脂など
サイズ=272.5(H) x 175.8(W) x 50(D) mm (x 3)

モレモレ:与えられた落水