Voluta [solo]

カムデン・アーツ・センター、ロンドン

2018年7月6日–9月16日

キュレーション=ジーナ・ブエンフェルド

URL=https://www.camdenartscentre.org/whats-on/view/mohri

Photo: Damian Griffiths. Courtesy Camden Arts Centre

インタビュー

「Voluta」のための選書

– I Ching (Book of Changes)
– Henri Bergson, The Creative Mind (Original Title: La Pensée et le mouvant [Thought and Movement])
– Fujio Fujiko F, Doraemon, vol.1–10
– Arata Isozaki, Japan-ness in Architecture
– Timothy Morton, Ecology without Nature
– Erik Satie, Mammal’s Notebook, A
– Toru Takemitsu, Confronting Silence
– David Toop, Into the Maelstrom
– Kazuo Umezu, Je suis Shingo, vol.1–3 (French)

鈴木昭男氏とのパフォーマンス(2018年7月7日)

ノート(2018年3月14日)

– What are you planning for your installation at Camden Arts Centre?

 展覧会のタイトルは「Voluta」。渦を意味するこの言葉は、巻き貝、あるいはヴァイオリンやギターなど弦楽器のヘッド部分に施された渦巻きの意匠といった優雅なフォルムを意味するほか、ケーブルの「より線」を説明する際にも使われているようです。私の作品は電気仕掛けのインスタレーションが多く、光センサーや磁気フィードバックなどの現象を扱ったりもすることもあり、「Voluta」という言葉から、コイルやケーブルの束などのイメージ、さらには回転が無限に続くデュシャンの《ロトレリーフ》のようなイメージも湧いてきます。
 今回は、オルガン、鉄琴、音響機材など、音にまつわる素材をつかった装置を3つ制作します。それらが、エラー、即興、フィードバックといったキーワードのもとで撚られ、編まれることで、有機的なインスタレーション空間を創出したいと構想しています。

– How have you brought in the musical elements? Is it a composition or an improvisation, or another mode of music?

 私がよく参照するアーティストにジョン・ケージがいるのですが、彼は作曲、即興、そして新たなモード自体の創出、そのすべてを一緒くたにやってのけました。彼は、どこまでが音楽なのかの境界画定を音楽の内側から行なったうえで、その境界をわざわざ踏み越えたわけです。私は、彼のその「だらしない生き方 way of living through inadvertence」(これはご存じのとおり「怠惰による偶然性(chance by inadvertence)」というピエール・ブーレーズによるケージ批判の洒落です)の恩恵を受けて、楽器を使った作品を制作しているというわけです。

2018年3月14日 毛利悠子

あるQ&Aからの抜粋

Voluta [solo]